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歯を抜いたよ

2009.09.28

 
親知らずを抜いてきましたよー!
左下のだけ。(今後左上も抜く予定)
 
数年前に右下のを抜いたんですが、その時の医者が…いわゆる「藪」にあたる医者だったらしく、途中で麻酔は切れてきてひじょーに痛い思いを致しました。
私の親知らずは若干胸をそらし気味で生えているものの、そんなに激しく曲がっていないのです。
なので、砕きながら抜いたという方や横に生えてるから血まみれになって、なんていう方に比べたら格段に楽なのです。
なのに!
ちょーいたかったんですよ!
だから、今回もちょっとドキドキしながらの来院でした。
 
まずは表面麻酔。
…この時点で「かなり丁寧だなー」と思いまして。
表面麻酔のやり方が丁寧だったんです。きゅきゅきゅーっと塗って終わりっていうのしか経験なかったんですが、とっても丁寧。
で、ちょっと時間を置いて、今度はしっかり麻酔。
2本ほど、外側と内側とに注射します。
これ、早くやると歯茎が圧迫されて痛いんですよね(経験あり)。
でもここの先生、「ゆっくりやりますねー」って…ホントにゆっくり!
針を刺した所まではわかっても、そのあと、本当にゆっくり麻酔液を注入しているので、ぼーっとまっているだけでOK。
本当にぼーっとまってました。
それから麻酔がしっかりきくまで10分ほど待ちまして。
その間にかちゃかちゃと用意されている器具を横目で見たりしてたりして。
 
で、いよいよ抜歯で御座います!
真上を見ると、照明のところにあるステンレスっぽいところにワタクシの口がうつっております。
これは…!
ここを見ていたら、自らの抜歯をすべて見ていられるぞ!
なんか面白いぞ!(本当はそのためのものじゃなくて、照明にたまたまついているパーツに映りこんでるだけです。だからとっても小さいです)
まずは、お医者さん、少し歯茎がかぶってしまっている部分をちょいちょいと…切ったのかな。
早すぎてというか、映り込んでるのも小さすぎて細かいところまでは良く見えませんでした。
そして…今まで私の右側(通常お医者さんの器具がある方)にいたお医者さんが左側へ移動。
そして、みょーんっと照明を上に上げて…ああ、見えなくなってしまったじゃないかー!私の抜歯中継が!
その後は、なんかぐぐぐーっと歯をやたらと押されてる感じで。
あがががが、と思っているうちにペンチ見たいのを取り出したので、
「ほほう、いよいよあの左右にメリメリと揺らしてぶちぶちと歯を取り出す作業を開始するのだな!」
と思っていたら。
「ふぅ、ちょっと手間取りましたが、終わりました」
と。
……はい?
見ると、トレーにちょん、と歯が置いてある。
確かに抜き終わっていたようで。
いつ?
押されてただけなのに、いつ抜いたの?
以前の歯医者さんの半分以下の時間だよ?
歯も…つるっと抜けてて、あれー?親知らず抜いたら、歯には肉片がついてるんもんじゃないの?
もう頭の中が「???」でしたよ。
 
口から取り出された歯は、足が「るん♪」ってほんのちょっとだけ浮かれた感じに曲がっていて、それが少し骨に引っかかっていたから手間取ったそうです。
これで手間取ったほうなのか。
ワタクシ呆然です。
頬や唇等、余計なところまで麻酔が掛かることも全くなく、「あれ、麻酔かかってるんだ?」という感じなのです。
いや、すばらしい!
椅子に座って、ゆっくりゆっくりやってもらって、待合室に戻ってきて…だいたい30分くらいでした。
いや、早かった。
 
予断ですが、麻酔をかけすぎないためか、帰りの電車の中で切れはじめました。
さすがに電車の中で噛んでいるガーゼをぺっと出して鎮痛剤を飲むわけには行かなかったので、乗換駅まで10分以上「イテテテテテ」と頑張ったのが…今回の唯一「痛い」ポイントで御座いました。
 
帰宅後に口の中をマグライトで照らして見てみたら、ぽっかり穴が開いてましたよ!
うほー!
 
左上も、お医者さんと相談してそのうち抜きますよー。
公演前かな、あとかな?