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4月20日(火)

2004.04.20

 音楽を聴くと効果が二種類現れる。
 ひとつは、ぶわ~っと舞台のイメージやらシーンやらストーリーやらがわいてくる。舞台でなく、映像として出てくることも多々ある。脚本を考えてる時だったらオハナシのネタが増えるし、作ってる最中の舞台の選曲中なら一気にシーンのイメージが固まる。
 もうひとつは、イメージよりも思いっきり気持ちに触れてくる。何だかわかんねー、わかんねーけど泣ける!とか、わかんねーけど・・・もう、何もしたくないや・・・とか。
 前者が演出視点の聴き方だとしたら後者は役者視点の聴き方だと思う。そんで、後者の場合だと明らかにその日は仕事が出来ない。もうその曲から受けたキモチが体の中に残ってしまってぐったり。
 最高にいい時というのは、ぶわ~っと舞台のイメージもわくのに、キモチもぶわ~っとわいてくる。ま、そんな物は滅多にないけど。
 今日聞いてるCDは明らかに後者。イイ曲です。薄雲の月のイメージにも合っていて、つかえそうな感じもする。
 ただ、演出モードに入れないので、ストックとしてメモしておくことしかできない。ついでにこういう状態になってしまったら冷静ではないので製作業務も出来ない。演出の仕事である練習のスケジューリングも出来ない。
 ま、寝るしかないと言うことかな。
 でも、万が一正気に戻った時のためにCDは流しっぱなし。
 以前通勤途中に、熟睡一歩手前でおぼろげに聞いていた曲を動かない頭が「これ、使える!こう使ったらかなりいい!」と判断した実績がある。無論、電車を降りてから会社へ向かいながらメモ。
 にぶっていてもわずかに動いている私の頭が何かをつかむことを祈ろう。