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格子のハナシ

2008.07.07

 
「悠久の光と篠の音と」の舞台には格子がふたつ。
障子がひとつ、竹林がひとつ、小さな垣根のような格子がふたつ出現していました。
そのうちのひとつ。
客席から向かって左側の木で造られていた茶色の格子ですが、あれは当初の予定では、中間部にデザイン的なものがない、普通の格子を作るつもりでした。
サクサクと図を描いているときに、ふと、テレビに映ったのがあんな感じのちょっと可愛い格子だったのです。
 
にょー!
これは可愛いじゃないか!
 
と言うことで、アッサリ採用。
しののね世界にあうように、曲線を考えたり本数を考えたりは致しましたが、原案はそんなところにありました。
 
 
客席から向かって右側の竹を使った格子はもっともっとシンプル。
当初、こちらも木材使用の予定でしたが、竹材屋さんから格安で沢山竹を分けていただいたので、急遽竹に変更。
なーんか、こういうレトロな感じの、いいよねー。
と、あれは完全に「和風」をイメージしたオリジナル。
自宅で組み立てると運搬時に非常に邪魔になるので、完成系はホールで初めてお目見えでした。
…ちゃんと立ってよかったぁ。
 

正直、天井ホールは天井が非常に高いので、もっとでっかい格子やもっとでかくて沢山の障子を立てたいなぁとも思ったのですが。
作業場所は私の自宅なので、あの大きさが精一杯でした。
あれ以上大きいと、家の中で作るのも無理だし、作っても搬出できないのです…。
はぁ、残念。

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